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PHS通信機能 |
なお、図中 * 印のものは、オプション機能です。
通常の、音声通信です。これを使う人は少ないかな。
DS110は内部に2400bpsのモデムを内蔵しており、 いわゆるみなし音声で通信を行なうことができます。 地上局側は、通常のモデムさえあればOKです。 DS110発売当初から利用可能な唯一の通信サービスです。
別売のα通信アダプタ (4万円!) をつなぐと、 αデータ通信による通信を行なうことが可能です。 αデータとは、DDI-Pで96年12月からサービスされている データ通信規格で、 DDI-P局内にあるメディア変換部 (要するにモデム) を経由することにより、 最大14.4Kbpsまでの通信が可能となるものです。 地上局側は今までのアナログモデムが使えます。
発表資料から推測すると、DS110をα通信アダプタに刺し、 α通信アダプタから出ているRS232Cをノートパソコンとかにつないで 利用するような形みたいです。 だったら、α通信アダプタなんていう高価なアダプタを付けずとも、 PCMCIA経由やDS110内蔵アプリ経由でαデータ機能が使えて しかるべきだと思うのですが… 実際はどうなんでしょう?
αデータのメディア変換機能は、PPPでのデジタル32Kbpsに対応します。
この場合は、地上局は既存のISDN-TA (64Kbps同期HDLC/PPPのもの)
が利用できます。
ちなみに、αデータ32、というのは、これのことを示すのではなく、
αデータメディア変換規格 (14400アナログと32Kデジタル) と、
下記のPIAFS規格の両方をあわせ持ったもののことを示します。
携帯データ通信規格の雄であるPIAFSによるデータ通信です。 最大通信速度は29.2Kbpsです。 地上局側にはPIAFS専用のTA (TAP) が必要となります。
DS110本体にTCP/IPプロトコルスタックを乗せることにより、 本体だけで各種のインターネットプロバイダやOCNに接続することが可能です。 これにより、インターネットメールも、本体だけで利用可能です。
個人的な意見では、実はこの形態はあまりはやらないかな、と思います。 というのも、インターネットに接続するにはどうせ地上局が必要なので、 地上局がPIAFS&DS110に特化してある程度のサーバ機能を持ったものになるか、 地上局側がPPP対応の通常のプロバイダで済むか、 という違いになるのだと思います。
PHSテストモード |