PCMCIAインタフェース
PCMCIAスキーな皆様、こんにちは。
自作デスクトップで汎用なPCMCIA-IFを付けようとすると現状では困難を伴います。
PCIだけではISA準拠な割り込み信号を伝達できないため、
ISAバスを持つマザーボードを使わなければならず、
でもISA付きでMicroATXでSocket370で…とかだと特に。
でこのgiga-byteのFA2DJ。PCIバスオンリーなマザー GA-6IWFLなのにPCMCIA。
発売されたのでそのインターフェースカードを手に入れるべく早速手に入れました。
ちょっと前からMA5MFのほうは発売になっていたのですが、PCMCIA取りしたあとのケースの有効活用と、あと3.5inベイに薄型FDDと同居させることも考えてこちらにしました。
FA2DJ
はっきり言って「良い!」です。このベアボーン。
DVD-ROMドライブとFDDドライブは通常サイズです。
フルサイズなPCIカードを使うつもりがないなら、AGPカードを使うつもりがないなら
超おすすめです。
ハードディスクを入れるのがめんどうくさいのと、
PCMCIAへ行く線が電源ファンをじゃましない位置に移動させるのが留意点です。
拡張カード GC-MLDVGT1-GT
で、使われているPCMCIA兼1394カードはこれ。LOW-PROFILE。
ここから44pinx2のフラットケーブル(ATA66の高密度ケーブル互換)と
1394と電源と思われる6芯線が
フロントユニットへ行っています。
CardBUS対応なPCMCIAコントローラ兼1394-OHCIはTIのPCI4410APDV。
IRQ線はシリアルIRQとしてマザーボードGA-6IWFL上のS_IRQにつながっています。
つまりDOSでもPCMCIAの割り込みが使えるはずです。
(WindowsとかからはPCI経由で割り込みされるので関係ないです。)
でS_IRQですが、これ、SB_LINKでのS_IRQと同じもののはずです。のでSB_LINKが
ついたマザーボードならDOSでの割り込み可!なはず。
(でも最近SB_LINKですら見かけないんだよなー。今時Sound-blasterでもないか。)
フロントユニット
フロントユニットは約3.5inサイズの金属の箱に収められていますが、
高さが20mmと通常の3.5imよりも小さいです。
基板はほぼ単なる延長ですが、
PCMCIAの電源を制御すると思われるICというか集合トランジスタが乗っています。
このPCMCIAインタフェースの流用
流用は特に難しくなさそうですね。フロントユニットをちょっと加工すれば
3.5inベイにマウントできるし。高さが足りないけど。
加工が面倒な向きはMA5MFで。(02-3-5)