家で使う機器、電源ケーブルが長すぎてまとめてあるのが気に入らなかったり、
短いのをテーブルタップで延長するのが気に入らなかったりしませんか?
あるいは壁ぎりぎりに設置したいのにケーブルがじゃまだったり。
そんな時に使えるちょっと特殊な電源ケーブルを紹介。
メガネケーブル
メガネコネクタって呼んでますがIEC 60320-C7/C8という規格で、奇数が供給側(メス)で偶数が需要側(オス)です。
短いメガネコードは量販店でノートパソコン用として普通に売ってます。
長いメガネコードは秋葉原めぐりしてもなかなか売ってません。
実は「プロジェクタ用」の電源コードをメーカから取り寄せるのが簡単。
プロジェクタの電源コードってなくしやすいのでスムーズに事が進みます。
4.5m、NEC用、約2000円。
L型メガネコードもやはり製品についているのを部品発注しかありません。
ただジャンク店に出ているので中古でいいならこまめに探せば入手性はいいです。
写真はショップインバースの店頭で100円。
AppleのACアダプタなどについてくるACプラグ、
元々はプラグ部分だけをとりかえて各国対応用にするためのものですが、
メガネコネクタになってるのでコンセントから直接メガネコネクタにするためにも利用できます。
単体だと修理品扱いで約800円もするので単三充電器についてくるのがオトク。
差し替えて使う電源ケーブルもあるんですが、
メガネコードだから2極だろうと思わせてコンセント側になぜかアース線があります。
よく見るとラッチの部分に金属の接触部分があってちゃんとアースも取れるようになっており、
ACアダプタ内部で1~2kΩを介してGNDにつながっています。
ミッキー電源ケーブル
ミッキーコネクタってDellやHPのACアダプタで使われててうっとおしいですね、厚みも必要だし。
規格名はC5/C6です。
うっとおしいのでとっととメガネコネクタに変換しちゃいましょう。500円ぐらいです。
AISANで短いミッキーコードが売られてました。50cm。
ミッキーコネクタから直接コンセントに刺せるようにするアダプタもあります。
元はDellノート用だと思われる中古がインバース等で〜300円。
パソコン電源ケーブル
パソコン電源コネクタ、規格はC13/C14で10Aまで流せますが、
基本的には200Vにも対応している機器につけられています。
短い電源ケーブルはAISANで売ってます。50cm。
長い電源ケーブルもAISANで売ってます。最長5m。
L字電源ケーブルは、量販店で売ってたりします。
左右どっちに出るかで2通りあるので店頭でよく確かめましょう。
写真は下に出るレア仕様な上にプラグが一口タップになっているという変態さん。
一時期ジャンクで見ましたが最近ないですね。
電源タップ
さてご家庭にマシンが増えてくると困るのが電源管理。
うるさいのでこまめに電源を切りたいものです。
サーバは管理機能で電源制御できるのでいいのですが、
ネットワーク機器の場合いちいち電源の抜き差しするのが面倒。
富士通のWeb-tap、SANUPS T11AのOEMです。4台までの機器のON/OFFをLANで操作できてとても便利。
こういうLAN制御電源、需要はあるのに安全規制のためか出回らないですね。
コンセントは入出力とも通常のNEMA 5-15、消費電力は5wほどです。
このWeb-tap、RS232Cのコンソールサーバ機能も持っていてネットワーク機器にぴったり!
ただ標準では19200bpsまでなので、
P0001892L.UPMファイルの0000034200000196を0000001900000011に変更(チェックサムもB6に)すると、
1200bpsで38400、2400bpsで57600になるように設定できます。
なおスイッチは片切りなのでOFF状態でも感電の恐れがありますし、
あまり機器が多いとYコンデンサから漏電ブレーカがトリップしますのでご家庭に導入の節はご注意を。
マイクロサーバだとコンセント刺しただけでうるさいのですが、
200VですのでWeb-tapでは制御できません。
IBMの1U Switched and Monitored PDUなら200V対応、なお100Vでも警告有で動作します。
負荷側はC19コンセント(16Aまで)が9個並んでいて、
個別の電源制御のほかVAや有効電力も計れますが、
最小感度が0.3Aなのでご家庭には今ひとつ。
個別の遮断器(LEG66-37357-5-V)が主機能なので仕方ないですね。
自身の消費電力は10W程度、RS232CはCISCO互換ですがpin4はNC。
またログイン後index_factory_1U.htmでmeterboard情報も表示されます。
入力側のコネクタ、単相用はNEMA L6-30Pで、実にごついです。
日本だと大電流はほぼこのNEMAのロックタイプですがはずれやすく、
壁コンセントはともかく中継向きではないのでIEC 60309のほうがスマートでいいですね。
これも片切りでNEMA規格のX線が切断側になってるんですが、
このX線側がWF2330でなぜか「W」の表示があります。
JIS C8303だと特に規定はないですね。刃が長いからW表記しちゃってるだけのような。
もちろんプレートは色の点からWN6001SWを加工してます。